MAスタジオ・編集スタジオ設計・工事
MAスタジオ・編集スタジオ音響設計・防音設計
MAスタジオ・編集スタジオの設計・工事を行う際の検討ポイントについて、まとめています。
MAスタジオでは、映像制作の過程で、完成された映像に対して音声編集を行う役割があります。
その役割・目的を達成する為のスタジオ設計を行うには、知識と経験が必要です。
こちらのページでは、MAスタジオ・編集スタジオ設計・工事の検討ポイントと主な実績について、ご紹介致します。
MAスタジオ・編集スタジオ設計・工事の検討ポイント
MA・編集スタジオは、隣室や屋外からの騒音が業務に支障ないようなレベルにすることが重要です。
また、外部からの騒音対策や複数のスタジオが隣接する場合、各スタジオ同士での防音工事が、必要不可欠となります。
MAスタジオ・編集スタジオ設計・工事で、検討が必要なポイントについて、各項目ごとにご説明致します。
防音設計の目標値
MA・編集スタジオの防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。
防音性能は、「コントロールルーム間Dr-60~Dr-65」・「ブース間Dr-30~Dr-40」が目標値となります。
隣室は、使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、「外部・その他隣室はDr-65~Dr-75」が目標値になります。
MA・編集スタジオの防振設計・工事
防振材の種類は、防振ゴム・金属スプリング・エアーサスペンションなど様々ですが、アナウンスブースの防音工事に使用される防振材は、ほとんど防振ゴムです。
防振ゴムの種類は、一般的には円筒型防振ゴムですが、最近では、リングマウント・ボールダンパーのような質の高い防振材が主流です。
ゴム、ポリウレタン系の防振パッド・シート、フォーム材に組込まれているタイプは簡易防振材で、性能を追及する防音工事には不向きです。
特に、静粛性が必要な複合ビルでは、防振性能が重要です。
防振材の選定
- 固有振動数Foを10Hz程度に設定
- 固有振動数Foでの共振レベルが低いもの
- 防振材の減衰特性
防振ゴムの設定は、防振したい周波数の1/3の周波数に固有振動数(f0)を設定します。
10Hzに設定すると、30Hzぐらいから防振性能が発揮されます。
ゴム、ポリウレタン系の防振パッド・シート、フォーム材に組込まれているタイプでは、10Hz程度に設定できませんので使用できません。
固有振動数Foでは、振動レベルは増幅されます。
このレベルが高い防振材では、アナブースなどの建築の防振材としては不向きです。
通常の防振ゴムでは10~15dBですが、15~25dBと非常に大きな防振材もあり注意が必要です。
この周波数付近でのレベルが増幅し、外部からの低い周波数の振動に弱く、上部での人の動きの揺れに問題が生じることもあります。
内部摩擦抵抗が少なく、共振点の増幅が大きく、なかなか減衰しない防振材は、バネ自体の縦振動による共鳴現象(サージング現象)を起こすため可聴域の防振効果が悪くなります。
*床の振動による共振音がマイクロフォンに入り問題が生じる可能性がある為、内部摩擦抵抗が適度である防振ゴムの選定が必要です。
以上が、MAスタジオ・編集スタジオ設計・工事の検討ポイントについてのご説明です。
MAスタジオ・編集スタジオ設計・工事には、高度な専門知識と技術力が求められます。
スタジオの設計・工事の依頼を検討する際は、施工実績が豊富な技術力のある業者へ、見積・設計・工事依頼しましょう。
MAスタジオ・編集スタジオの最近の実績
<学校法人八洲学園 編集スタジオ>
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