ドラム防音室工事の注意点とは?

ドラムの防音対策で検討が必要な項目

ドラム防音室の防音工事を計画する際の注意点と検討が必要な項目について、まとめています。

ドラム防音室の防音工事では、室内で出す音が隣接する部屋や隣戸へ騒音にならないようにすること、隣室や屋外からの騒音がドラムの練習に支障ないようなレベルにすることが重要です。

こちらのページでは、ドラム防音室の防振構造等、設計・工事を行う際のポイントについても、ご紹介しています。

当サイト「プロ音響ドットコム」では、プロ志向のドラム室の防音工事・音響設計をご提案しております。


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ドラム室の防音工事で注意するポイント

ドラム室の防音工事で注意したいポイントについて、ご説明致します。

ドラムは打楽器ですので、様々な楽器の防音室の中でも、最も技術力・施工力が要求されます。

ドラム室の防音工事で細心の注意が必要な点は、しっかりとした防振構造・防音対策を行うことです。

また、ドラム室の防音工事に於いては、同時に室内の響きや、音質を重視した設計・施工を行うことも大切なポイントです。


ドラム防音室で検討が必要な項目

ドラムの防音対策で検討が必要なポイントを各項目ごとにご説明致します。

ドラム防音室の防音設計目標値

ドラム防音室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。

隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、ドラム防音室の場合はDr-70~Dr-75が目標値となります。

ドラム防音室の防振構造について

単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)

つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。

しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。

この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。

また、この部材間の振動伝達を抑えることによりさらに防音性能が向上します。

したがって、ドラム防音室のような高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠となります。

次に、音には空気を伝播してくる「空気伝播音」と、壁・床・天井等の物体内を伝播する「固体伝播音」があります。

固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので、壁などを厚くするだけでなく、防振構造(浮遮音層)が必要となります。

特にマンションやビルにドラムを設置する場合は、床に伝播する振動に対して、防振構造(浮き床工事)が必要不可欠となります。

苦情の発生しているドラム防音室では、防振構造が無い、または十分でないことが非常に多いため注意が必要です。

ドラム防音室の騒音対策について

ドラムの練習をしていて、外の道路の音が気になったり、内部の空調の音がうるさかったりすると、演奏に集中できません。

ドラム防音室で、より良い音質で、快適に演奏するためには、室内の静けさが必要となります。

室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。

室内の設備騒音に対する設計目標はNC-25~30程度になります。

ドラム防音室の室内設計について

ドラム防音室では、防振、防音性能はもちろんのこと、快適に演奏できる良好な室内音響環境が必要です。

高音質で快適なドラム防音室を実現するためには、響きの長さ(残響時間)を調整するだけではなく、音質や音色を調整すること、すなわち響きの質を設計することが大切です。

極端に響きが少ない部屋や、響きすぎて原音がわからないような部屋では、良好な音環境ではありません。

ドラム防音室の残響時間は、音楽のジャンル、演奏者の好みによって異なりますが、平均的には、室内平均吸音力が25%~35%程度の設定が最適な残響時間を得られる目標値になります。


以上が、ドラム室の防音工事で注意するポイントとドラム防音室の防音対策で検討が必要な項目についてのご説明です。

ドラム防音室の防音工事を行う際には、防音対策はもちろん重要ですが、同時に室内の音響特性も検討することが大切です。

当サイト「プロ音響ドットコム」では、プロ志向のドラム室の防音工事・音響設計をご提案しております。

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