防音工事の基礎知識

防音工事の基礎知識

防音工事の基礎知識(資料)について、まとめていますので、参考にご覧ください。

当サイト「プロ音響ドットコム」では、音響特性を重視したプロ志向の防音室・防音工事をご提案しています。


防音工事 防音室工事 防音工事1

防音設計の目標値

防音室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。

D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。

防音設計の目標値


遮音等級Dr値

一般的な建物を設計する場合の遮音性能は、表-1の値を目標におこなわれます。

マンション等の集合住宅では、一級のD-50程度が標準ですので、楽器演奏する場合は防音工事が必要となるわけです。

表-1一般建物の設計遮音量

一般建物の設計遮音量

騒音測定表2


室内騒音の設計目標

室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。

室内騒音の設計目標は下記表に示すようにNC-25~30程度です。

また、外部騒音については、環境騒音を事前調査・検討した上での設計が必要となります。

室内騒音の設計目標


最適残響時間目標値

最適な残響時間は、その部屋の用途と体積により推奨値が決まります。

残響時間が最適であっても、フラッターエコー等の音響障害により問題が起きることもありますので、特に拡散音場でない音空間では、室形状・吸音面の配置に注意が必要となります。

最適残響時間


防音室の防振構造

音には空気を伝播してくる「空気伝播音」と、壁・床・天井等の物体内を伝播する「固体伝播音」があります。

固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので、壁などを厚くするだけでなく、防振構造(浮遮音層)が必要となります。

防音室の防音・防振浮床構造概念図(ピアノ例)

防音室の防音・防振浮床構造概念図(ピアノ例

音の伝搬経路(ピアノ例)

音の伝搬経路(ピアノ例)


以上が、防音工事の基礎知識についてのご説明です。

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