防音室工事業者を選ぶ際のポイント
防音室の防音工事で失敗しない業者の選び方
防音室工事業者の選び方と防音工事で失敗しない為のポイントについて、ご紹介しています。
防音室の防音工事を検討する際は、最初に「用途」と「設置個所(建物の構造含む)」を決めておく必要があります。
そのことを事前に決めておかないと、防音性能等の仕様を防音工事に反映できないからです。
防音室の防音工事は、その求める仕様内容によって、防音室工事業者の選び方の基準がかわってきます。
こちらのページでは、プロ志向の防音室を検討する際の防音室工事業者の選び方について、ご説明致します。
防音室工事業者の選び方のポイント
防音室工事業者(プロ志向の防音室)を選ぶ際のポイントについて、ご紹介致します。
- 防音室工事業者の施工実績を確認する。
- 一級建築士等の関連資格を保有している工事業者を選ぶ。
- 建設業許可を受けている防音室工事業者を選ぶ。
- 防音性能等の仕様内容を明確に提示できる工事業者を選ぶ。
- 施工時に使用する材料に明確な根拠があるか確認する。
- 用途や目的に応じた提案(図面)が可能な工事業者を選ぶ。
- 遮音性能や残響時間等の測定結果を提示可能な工事業者を選ぶ。
- 音響障害等の問題に対応可能な工事業者を選ぶ。
- 防音・音響の両方の技術力を有する工事業者を選ぶ。
以上が、防音室工事業者を選ぶ際の主なチェックポイントです。
最近では防音工事のみを優先し、防音・音響の知識が乏しいまま、施工している防音工事業者が増えています。
また、価格を重視し過ぎて、予定していた防音性能が得られないばかりか、音質が悪く、練習にも支障をきたしている等の事例が増えていますので、注意が必要です。
防音室は防音工事だけでなく、室内の響きや、音質を重視した設計・施工を行うことが大切です。
防音室の防音工事で失敗しない為のポイント
防音室の防音工事で失敗しない為の検討ポイントを各項目ごとにご説明致します。
防音室の防音設計目標値
防音室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。
楽器の種類や用途・隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますので、正確な環境評価がポイントになります。
防音室の騒音対策
防音室を使用時に外の音が気になったり、内部の空調の音がうるさかったりすると、演奏に集中できません。
より良い音質で、快適に演奏するためには、室内の静けさが必要となります。
室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音ですので、明確な設計目標(NC値)の設定がポイントになります。
防音室の防振構造
防音室の防音工事では、防振設計が必要不可欠となります。
その具体的な理由は、次の通りです。
音には空気を伝播してくる「空気伝播音」と、壁・床・天井等の物体内を伝播する「固体伝播音」があります。
固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので、壁などを厚くするだけでなく、防振構造(浮遮音層)が必要となります。
したがって、防音室の防音工事では・・
- 部材間に空気層をとった二重壁を構成する。
- 床に伝播する振動に対しては、防振構造(浮き床工事)にする。
などの防振設計がポイントになります。
苦情の発生している防音室では、防振構造が無い、または十分でないことが多いため注意が必要です。
防音室の室内音響設計
防音室では、防振、防音性能はもちろんのこと、快適に演奏できる良好な室内音響環境が必要です。
極端に響きが少ない部屋や、響きすぎて原音がわからないような部屋では、良好な音環境ではありません。
高音質で快適な防音室を実現する為には、響きの長さ(残響時間)を調整するだけではなく、音質や音色を調整すること、すなわち響きの質を設計することがポイントになります。
以上が、防音室工事業者の選び方と防音工事で失敗しない為のポイントについてのご説明です。
防音室は長期間使用致しますので、施工後に、音響障害等で悩まない様に、防音室工事業者を選ぶ際は、慎重に検討しましょう。
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