ワイヤレスマイクシステムの基礎知識
ワイヤレスマイクの基礎知識と施工時の注意点
ワイヤレスマイクシステムを導入・更新する際にお役に立つ基礎知識について、まとめています。
ワイヤレスマイクシステムは、音響・拡声設備を運用する際にポイントになる機器ですので、導入・更新する際は、慎重に検討することが大切です。
また、導入した設備の本来の性能を引き出して、音響障害等で運用に支障を来さないように、施工業者を選ぶ際は専門知識や技術を有する音響業者へ、ご相談することをお勧め致します。
ワイヤレスマイクシステムの基礎知識
ワイヤレスマイクシステムの基本構成
ワイヤレスマイクシステムの基本構成は、下記の通りです。
*メーカーや仕様によりことなる場合があります。
- ワイヤレスチューナー
- ワイヤレスアンテナ
- ワイヤレスマイク
- アンテナミキサー
- アンテナブースター
ワイヤレスマイクの電波を受信する機器。主に4波・2波・組込型等の仕様があります。
設置箇所により、壁取付型・天井埋込型・移動型・ラックマウント型等の種類があります。
スピーチ用ハンドマイク
ボーカル用ハンドマイク
タイピン型マイク
ペンダント型マイク
ヘッドセット型マイク
プレストーク型マイク
等、使用用途により、多くの種類があります。
ワイヤレスアンテナの増設やエリアを拡張する際に設置します。
ワイヤレスチューナーとアンテナ間のケーブル距離を延長する際に設置します。
ワイヤレスマイクシステムの周波数帯域
ワイヤレスマイクシステムの主な周波数帯域は、下記の通りです。
- B帯(800MHz帯)
- C帯(300MHz帯)
- A帯(業務用)
一般的によく使用されている800MHz帯のワイヤレスマイクで、免許も不要です。
比較的安価ですが、音質はA帯・B帯に比べて劣ります。
放送局やホールで主に使用されています。無線免許が必要です。
ワイヤレスマイクの種類
ワイヤレスマイクの主な種類は、下記の通りです。用途に合わせて、選定してください。
- ハンドマイク(スピーチ用)
- ハンドマイク(ボーカル用)
- プレストーク型マイク
- タイピン型マイク
- ヘッドセット型マイク
音質を重視したスピーチ用のハンド型ワイヤレスマイク
ボーカル用に最適なダイナミックマイク搭載したハンド型ワイヤレスマイク
明瞭度の要求される場所での使用に最適
学校等で主に使用するフレキシブルなワイヤレスマイク
ヘッドセットと一体型のワイヤレスマイク
その他のワイヤレスマイクシステム
- 光ワイヤレスシステム
- デジタルワイヤレスマイクシステム
電波ではなく、光システムのため室外に漏れず外部からの盗聴、漏洩防止に優れています。
セキュリティ機能による盗聴防止に対応しており、外部からの妨害波にも強い。
ワイヤレスマイクシステム施工時の注意点
ワイヤレスマイクシステムは電波を使用しており、混信が起きやすい為、設置工事を行う際には細心の注意が必要です。
ワイヤレスマイクシステム施工時の注意点
- 混信トラブルを防止する為に隣接箇所を事前確認して、チャンネルやエリアを設定する。
- 音切れやノイズの原因となるデッドポイントの発生を解消する為、ダイバシティ方式のシステムを導入する。
- ハウリングを防止する為に、スピーカーの位置等、音響システム全体を検証する。
*以上が、ワイヤレスマイクシステム施工時の注意点です。
ワイヤレスマイクシステムは、ハウリング等の音響障害の原因にもなりますので、導入・施工は専門の音響業者へ、依頼することをお勧め致します。
当サイト「プロ音響ドットコム」では、ホール・講堂・体育館等で、ワイヤレスマイクシステムを含む音響・拡声設備の施工実績が多数あります。
ワイヤレスマイクシステムの導入・更新を検討する際は、お気軽にお問合せください。
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